動物のための夜間救急病院 開院のご挨拶
拝啓
 盛夏の候、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
 犬や猫等のペットと共に過ごすとき、私たちは心から深い安らぎを覚えます。核家族化や孤立化が進行する現代において、家族の一員としてのペットは私たちの暮らしに深くかかわり合い、今やなくてはならない存在となっています。それにともない、ペットの健康管理を担う獣医師への市民からの要望も増加し、動物病院の社会的責任も重くなってまいりました。なかでも、夜間の救急医療に対する要望は最も多いのですが、これまで獣医師個人の努力だけでは実現不可能な問題でした。
 福岡県小動物獣医師会福岡地区部会では、平成14年から、当番医制度を含めた夜間の救急医療への対策を検討してまいりました。そして診療施設を固定化し、会員有志による夜間救急の専門病院を開設するのが最もふさわしいという結論に達しました。
その理由として、



●救急医療の施設は、日ごとに病院の場所が変わる当番医制ではなく、固定 した施設のほうが市民に分かりやすいこと。
●救急医療の専門性から見ても、特殊な医療設備や経験を必要とするので、
 専門病院を開設する方が診療レベルを維持しやすく、効率的であること。
●専属のスタッフを雇用することで、診療時間を朝まで確保できること。
●アクセスの良い場所を確保すれば、広域の人々が利用できること。



などです。
 そこで平成15年10月17日、夜間救急動物病院の開設を祈念する有志の会を結成し、翌16年1月から出資者を募集し、数回の協議を経て、本年4月16日、57名の獣医師の共同出資による「株式会社福岡動物臨床研究所」を設立し、この会社が運営する「福岡夜間救急動物病院」がいよいよ9月1日に開院する運びとなりました。
 当院は福岡空港近くの国道3号線に面し、都市高速からのアクセスも良く、福岡都市圏はもとより、久留米・小郡地区からも約40分以内で来院することが可能であり、救急病院としての本来の目的を達成できるものと思います。
当院は夜間の救急医療を担い、人と動物が幸せに共存できる社会を目指す所存であります。皆様のご支援とご協力をお願い申し上げます。
 また、当院の開設にあたり、株式会社出光興産様には多大なご支援を賜りましたことを申し添えます。
平成16年8月吉日
株式会社福岡動物臨床研究所
代表取締役 三谷節生
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